百人一首 同じ語句、共通点 のある歌 目次

1. 同じ語・語句のある歌   数字は 歌数 です。
  03  あさぼらけ
  03  あらし
  03  うらみ、うらめし
  03  かなし
  02  きみがため
  06  さくら   [ はな と同じ記事 ]
  02  しろたへの
  02  たかさご  [ なら と併記した記事 ]
  12  つき
  02  てふ
  06  なく
  03  なこそ
  02  なみだ
  02  なら    [ たかさご と併記した記事 ]
  06  はな    [ さくら と同じ記事 ]
  02  ひさかたの
  06  もみぢ
  02  わがころもで
  02  わたのはら

 ・組み合わせ
  03  きみがため × わがころもで
  03  なにわ × みをつくし
  03  ひさかたの × わたのはら

 ・その他
     「なにわ」 と来ると 「おおさか」 !?


2. 共通点のある歌 (グルーピング)   数字は 歌数 です。
    百首を大まかに分類すると、恋の歌 43、四季の歌 32、旅の歌 04、その他 21 となります。
  43  恋の歌       (男性 29、女性 14)
  32  四季の歌      (春 06、夏 04、秋 16、冬 06)

  10  皇族の歌      (天皇 8、親王 1、内親王 1)
  21  女性の歌
  43  職位職名のある男性歌人
  08  生き物が登場する歌 (鳥 5、獣 2、虫 1)
  21  秋が歌われている歌・秋に歌われた・秋を歌った歌
  06  涙でびしょぬれシリーズ



この「語句」や「語句の組み合わせ」はどうか? この「グループ」はどうか?
などありましたら、この記事のコメントで教えて下さい♪
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百人一首 四季の歌

四季の歌は、
春は 06首
夏は 04首
秋は 16首
冬は 06首、です。


■春
09 花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに  小野小町
15 君がため春の野に出でて若菜つむ わが衣手に雪は降りつつ      光孝天皇
33 久方の光のどけき春の日に しづこころなく花の散るらむ       紀友則
35 人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香ににほひける       紀貫之
61 いにしへの奈良の都の八重桜 けふ九重ににほひぬるかな       伊勢大輔
73 高砂の尾上の桜咲きにけり 外山の霞立たずもあらなむ        前中納言匡房


■夏
02 春すぎて夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山         持統天皇
36 夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを 雲のいづこに月宿るらむ      清原深養父
81 ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる      後徳大寺左大臣
98 風そよぐならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏のしるしなりける     従二位家隆


■秋
01 秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ      天智天皇
05 奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の 声きくときぞ秋はかなしき       猿丸太夫
17 ちはやぶる神代もきかず竜田川 からくれなゐに水くくるとは     在原業平朝臣
22 吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風を嵐といふらむ      文屋康秀
23 月見ればちぢにものこそ悲しけれ わが身一つの秋にはあらねど    大江千里
29 心あてに折らばや折らむはつ霜の 置きまどはせる白菊の花      凡河内躬恒
32 山川に風のかけたるしがらみは 流れもあへぬ紅葉なりけり      春道列樹
37 しらつゆに風の吹きしく秋の野は つらぬきとめぬ玉ぞ散りける    文屋朝康
47 八重むぐらしげれる宿のさびしきに 人こそ見えね秋は来にけり    恵慶法師
69 嵐吹く三室の山のもみぢ葉は 龍田の川の錦なりけり         能因法師

70 さびしさに宿を立ち出でてながむれば いづくも同じ秋の夕暮     良暹法師
71 夕されば門田の稲葉おとづれて 蘆のまろ屋に秋風ぞ吹く       大納言経信
79 秋風にたなびく雲の絶えまより もれ出づる月の影のさやけさ     左京大夫顕輔
87 むらさめの露もまだひぬまきの葉に 霧たちのぼる秋の夕ぐれ     寂蓮法師
91 きりぎりすなくや霜夜のさむしろに 衣かたしき独りかも寝む     後京極摂政前太政大臣
94 み吉野の山の秋風さ夜ふけて ふるさと寒く衣うつなり        参議雅経


■冬
04 田子の浦にうち出でてみれば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ    山部赤人
06 かささぎのわたせる橋におく霜の しろきを見れば夜ぞふけにける   中納言家持
28 山里は冬ぞさびしさまさりける 人目も草もかれぬと思へば      源宗千朝臣
31 朝ぼらけ有明の月とみるまでに 吉野の里にふれる白雪        坂上是則
64 朝ぼらけ宇治の川霧たえだえに あらはれわたる瀬々の網代木     権中納言定頼
78 淡路島かよふ千鳥のなく声に 幾夜寝ざめぬ須磨の関守        源兼昌
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白妙の

「白妙の」が登場する歌は次の、2首です。

02 春すぎて夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山         持統天皇
04 田子の浦にうち出でてみれば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ  山部赤人


白妙の〜 と来れば、私の場合「ころもほすちょ〜」 と出てきやすかったので、
ついつい、4番の歌を暗誦するとき、

田子の浦にうち出でてみれば白妙の 衣ほすてふ天の香具山 

と暗誦してしまって、「あっれぇ〜…、なんか雰囲気 違うなぁ〜」と思って、
本を見直すことが多かったです。


「白妙の」を含む歌は2&4番の2首で、百首の並びでは近所なので、
百首を全て覚えようとし始めたころは、よく混乱しました。


ところで、
葛飾北斎の絵に『神奈川沖浪裏』があります。
山部赤人の歌のイメージとしては
この浮世絵が私にはピッタリ来ます。

 
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皇族の歌

天皇の歌は、8首です。 皇族は、2首です。(親王×1、内親王×1)


■天皇の歌 (8首)
01  秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ     天智天皇 (親)
02  春すぎて夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山        持統天皇 (娘)

13  筑波嶺のみねより落つるみなの川 恋ぞつもりて淵となりぬる    陽成院
15  君がため春の野に出でて若菜つむ わが衣手に雪は降りつつ     光孝天皇
68  心にもあらでうき世にながらへば 恋しかるべき夜半の月かな    三条院
77  瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末にあはむとぞ思ふ    崇徳院

99  人もをし人もうらめしあぢきなく 世を思ふゆゑに物思ふ身は    後鳥羽院 (親)
100 ももしきや古き軒端のしのぶにも なほあまりある昔なりけり    順徳院  (息子)

■皇族の歌 (2首)
20  わびぬれば今はたおなじ難波なる みをつくしても逢わむとぞ思ふ  元良親王
89  玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば 忍ることの弱りもぞする    式子内親王


天皇の歌といえば、始まりの2首と 終わりの2首が ともに天皇親子であるというのが、
百人一首の編者 藤原定家の 強い意図を感じます。
(参考)
38代 天智天皇   ( 1番歌)
41代 持統天皇   ( 2番歌)
57代 陽成天皇   ( 13番歌)
58代 光孝天皇   ( 15番歌)
67代 三条天皇   ( 68番歌)
75代 崇徳天皇   ( 77番歌)
82代 後鳥羽天皇  ( 99番歌)
84代 順徳天皇   (100番歌)
  歴代天皇一覧は、コチラ でご確認下さい。


ずっと天皇の歌は暗い歌が多いと思っていたのですが、
こうして眺めてみると、際立って暗い訳でもないのかなぁ〜と思えてきました。

ただ、三条院(68番)〜順徳院(100番)までの4首(天皇の歌の後半分)が、
恨み辛み悲哀を歌ったような響きがあるので、その様に感じて来ました。


その他、親王&内親王、含め皇族の歌は、絶唱タイプだなぁ〜と感じます。
13 〜淵となりぬる
77 〜われても末に
99 人もうらめしあぢきなく
20 わびぬれば & みをつくしても
89 絶えなば絶えね

この10首の中で、スマートだなぁ〜と私が思うのは、15番 光孝天皇の歌です。
・君がため春の野に出でて若菜つむ わが衣手に雪は降りつつ
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わが衣手

「わが衣手」が登場する歌は次の、2首です。共に天皇の歌です。

01 天智天皇  秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ
15 光孝天皇  君がため春の野に出でて若菜つむ わが衣手に雪は降りつつ


この二首、覚えたての時期にはなかなか混乱します。
こんな感じで整理してみました。

「春の野のに出でて〜」は、早春=まだ冬、とイメージして…、
一年で、秋(露)のアトに冬(雪)が来る。

露は、霜ほどには寒くはない時期のものなので、季節は秋。なので、「秋の田の〜」。
雪は、寒い時期のものなので、季節は冬 → 早春。なので、「〜春の野に出でて〜」。

露は、付着するものなので(動かない)、静的なイメージで、「わが衣手 [は] 露 [に] ぬれつつ」。
雪は、降ってくるものなので(動く)、動的なイメージで、「わが衣手 [に] 雪 [は] 降りつつ」。

この二首の下の句で、「わが衣手」の「次の3文字」は、「は」と「に」が、たすき掛け状態になってます。
01 天智天皇 … わが衣手 はに ぬれつつ
15 光孝天皇 … わが衣手 には 降りつつ

以上で、この二首の混乱を解決できました〜。
愛でたし愛でたし〜。(私の場合のお話) <(_ _)>


■余談
天智天皇は、38代天皇。即位期間は、661〜671年。
光孝天皇は、58代天皇。即位期間は、884〜887年。
醍醐天皇は、60代天皇。即位期間は、897〜930年。
醍醐天皇は、『源氏物語』の主人公・光源氏 の父親・桐壺帝 のモデル?
『源氏物語』に登場する天皇からすると、時期的にはそう言うことになりそう。

光孝天皇が、光源氏のモデルだとする説もあるようですが、
14番 川原左大臣(源融、ミナモトノトオル)説が有力のようです。
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