百人一首を覚える みかきもり 49.大中臣能宣朝臣

■小倉百人一首 49番歌                                        百首一覧

みかきもり衛士のたく火の夜は燃え 昼は消えつつ物をこそ思へ   大中臣能宣朝臣

・かな表示
みかきもり ゑじのたくひの よるはもえ ひるはきえつつ ものをこそおもへ
・読み
みかきもり えじのたくひの よるはもえ ひるはきえつつ ものをこそおもえ
・歌人名
おおなかとみのよしのぶあそん


■意味
御垣守である衛士の 焚くかがり火が 夜燃えては 昼消えているように、
私の気持ちも 夜は情熱の炎が燃え 昼はわが身も消えたようになります。
こうして私は 苦しい恋の思いに悩むばかりなのです。


■解説
御垣守       … 宮中の門を守る兵士。
衛士(えじ)のたく火 … 「衛士」は諸国から交替で集められる兵士。
           夜は かがり火を焚いて、
           宮中の諸門を守ることを職務の一つとしていた。



大中臣能宣朝臣(おおなかとみのよしのぶあそん、921〜991、生没年差 70 )
 平安時代中期の人。_ 
 中期を 930〜1060年 の 130余年間として。 (平安時代は 794〜1192年 の 約400年間)_

神官の家柄。神事を司る。
父は大中臣頼基、子に大中臣輔親。
孫に 61.伊勢大輔がいる。
wikipediaによると、「この歌は能宣の歌ではない」との説があるらしい。
梨壺の五人の一人に選ばれて和歌所寄人となり、
『万葉集』の訓読と、『後撰和歌集』の撰集にあたった。
梨壺の五人:
大中臣能宣(49番)、源順、清原元輔(42番)、坂上望城、紀時文

能宣は 三十六歌仙のひとり。 (百人一首の歌番号順で25番目)

六歌仙 & 三十六歌仙 の整理  (図 クリックで、オリジナル資料 表示します)  

このブログ中の記事は ⇒ 百歌人 のなかの 六歌仙、三十六歌仙



■小倉百人一首が より一層 おもしろくなる ミニ知識

1.小倉百人一首の時代背景・歴史背景、 藤原家系&冷泉家について

2.小倉百人一首 百歌人の 氏・家 系統 分類、 血統つながり
 (概略:多い順並び)
01. 藤原   34人 (筆頭、18番 藤原敏行朝臣)
02. 源    13人 (筆頭、14番 川原左大臣)
03. 皇族   10人 (筆頭、01番 天智天皇)
04. 大江    6人 (筆頭、23番 大江千里)
05. 清原    3人 (筆頭、36番 清原深養父)

06. 小野    2人 (筆頭、09番 小野小町)
07. 良岑    2人 (筆頭、12番 僧正遍昭)
08. 在原    2人 (筆頭、16番 中納言行平)
09. 文屋    2人 (筆頭、22番 文屋康秀)
10. 壬生    2人 (筆頭、30番 壬生忠岑)
11. 紀     2人 (筆頭、33番 紀友則)
12. 平     2人 (筆頭、40番 平兼盛)
13. 大中臣   2人 (筆頭、49番 大中臣能宣)

14. その他  18人 (筆頭、03番 柿本人麻呂)


[その他]グループの歌人は、
「百人一首歌人の中には 同族系統の人 は居ない」 と思われる歌人です。
 
posted by 百人一首散策人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 百人一首を1日1首覚える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。