百人一首を覚える あさぢふの 39.参議等

■小倉百人一首 39番歌                                        百首一覧

浅茅生の小野の篠原しのぶれど あまりてなどか人の恋しき   参議等

・かな表示
あさぢふの をののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこひしき
・読み
あさじうの おののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこいしき
・歌人名
さんぎひとし


■意味
人知れず浅茅が生えている 名もなく目立ちもしない野原 ではないですが、
あの人を思うこの気持ち、忍びに忍んできました。
でも、どうして あの人のことが こうも恋しいのでしょう。


■解説
浅茅生の  … 浅茅(丈の低いチガヤ)が生えている所。
       「小野」の枕詞。
小野の篠原 … 「小」は調子を整えるための接頭語。
       「篠原」は細い竹の生えている原。
あまりて  … 忍ぶにあまりて。忍びきれなくて。
などか   … どうして〜か。

「浅茅生の小野の篠原」=「名もない細い竹や草が目立ちもせず生えている野原」。
この「浅茅生の小野の篠原」が「しのぶれど」に掛かる。
「茅」(チガヤ)について:
国語辞典によれば、「ススキ、チガヤ、スゲなどの総称」。
歌の説明にあるように、雑草的な「細い竹や草」。
右画像はチガヤ例。


参議等(さんぎひとし、880〜951、生没年差 71 )
 平安時代前&中期の人。_ 
 前期を 794〜930年 の 130余年間として。 (平安時代は 794〜1192年 の 約400年間)_

源等(みなもとのひとし)。
52 嵯峨天皇 の曾孫(ひまご)。  嵯峨天皇 → 源弘(ひろむ) → 源稀(まれ) → 源等(ひとし)
丹波や山城など地方官を歴任した。



■小倉百人一首が より一層 おもしろくなる ミニ知識

1.小倉百人一首の時代背景・歴史背景、 藤原家系&冷泉家について

2.小倉百人一首 百歌人の 氏・家 系統 分類、 血統つながり
 (概略:多い順並び)
01. 藤原   34人 (筆頭、18番 藤原敏行朝臣)
02. 源    13人 (筆頭、14番 川原左大臣)
03. 皇族   10人 (筆頭、01番 天智天皇)
04. 大江    6人 (筆頭、23番 大江千里)
05. 清原    3人 (筆頭、36番 清原深養父)

06. 小野    2人 (筆頭、09番 小野小町)
07. 良岑    2人 (筆頭、12番 僧正遍昭)
08. 在原    2人 (筆頭、16番 中納言行平)
09. 文屋    2人 (筆頭、22番 文屋康秀)
10. 壬生    2人 (筆頭、30番 壬生忠岑)
11. 紀     2人 (筆頭、33番 紀友則)
12. 平     2人 (筆頭、40番 平兼盛)
13. 大中臣   2人 (筆頭、49番 大中臣能宣)

14. その他  18人 (筆頭、03番 柿本人麻呂)


[その他]グループの歌人は、
「百人一首歌人の中には 同族系統の人 は居ない」 と思われる歌人です。
 


posted by 百人一首散策人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 百人一首を1日1首覚える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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