百人一首を覚える ひさかたの 33.紀友則

■小倉百人一首 33番歌                                        百首一覧

ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ   紀友則

・かな表示
ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづごころなく はなのちるらむ
・読み
ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しずごころなく はなのちるらん
・歌人名
きのとものり


■意味
日の光がこんなにものどかな春の日に、
どうして桜の花だけ
落ち着いた気持ちもなく 慌ただしく散ってしまうのだろうか〜。


■解説
ひさかたの … 天・空・光などにかかる枕詞。
のどけき  … 穏やかで、ゆったりとしているさま。
しづ心   … 静かな心。落ち着いた気持ち。

「花と日本の心」の原点的 名歌。
爛漫の春を味わい楽しむと同時に、
「はらはらと音もなく散る花」の運命に感じる「はかなさ」。
日本人の誰もが持つ「心の動き」を 美しい調べで詠んだ歌。


紀友則(きのとものり、845 頃 〜 907、生没年差 62 くらい )
 平安時代前期の人。_ 
 前期を 794〜930年 の 130余年間として。 (平安時代は 794〜1192年 の 約400年間)_

紀貫之(35番)の従兄弟。
『古今集』の選者の一人。
しかし、『古今集』の完成前に没す。
三十六歌仙のひとり。 (百人一首の歌番号順で16番目)

六歌仙 & 三十六歌仙 の整理  (図 クリックで、オリジナル資料 表示します)  

このブログ中の記事は ⇒ 百歌人 のなかの 六歌仙、三十六歌仙



■小倉百人一首が より一層 おもしろくなる ミニ知識

1.小倉百人一首の時代背景・歴史背景、 藤原家系&冷泉家について

2.小倉百人一首 百歌人の 氏・家 系統 分類、 血統つながり
 (概略:多い順並び)
01. 藤原   34人 (筆頭、18番 藤原敏行朝臣)
02. 源    13人 (筆頭、14番 川原左大臣)
03. 皇族   10人 (筆頭、01番 天智天皇)
04. 大江    6人 (筆頭、23番 大江千里)
05. 清原    3人 (筆頭、36番 清原深養父)

06. 小野    2人 (筆頭、09番 小野小町)
07. 良岑    2人 (筆頭、12番 僧正遍昭)
08. 在原    2人 (筆頭、16番 中納言行平)
09. 文屋    2人 (筆頭、22番 文屋康秀)
10. 壬生    2人 (筆頭、30番 壬生忠岑)
11. 紀     2人 (筆頭、33番 紀友則)
12. 平     2人 (筆頭、40番 平兼盛)
13. 大中臣   2人 (筆頭、49番 大中臣能宣)

14. その他  18人 (筆頭、03番 柿本人麻呂)


[その他]グループの歌人は、
「百人一首歌人の中には 同族系統の人 は居ない」 と思われる歌人です。
 


posted by 百人一首散策人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 百人一首を1日1首覚える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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