百人一首を覚える こころあてに 29.凡河内躬恒

■小倉百人一首 29番歌                                        百首一覧

心あてに折らばや折らむ初霜の おきまどはせる白菊の花   凡河内躬恒

・かな表示
こころあてに をらばやをらむ はつしもの おきまどはせる しらぎくのはな
・読み
こころあてに おらばやおらん はつしもの おきまどわせる しらぎくのはな
・歌人名
おおしこうちのみつね


■意味
あてずっぽうで ちょっと折ってみようかなぁ〜。
初霜が降り 真っ白に成った庭の、
どれが花やら霜やら 見分けがつかなくなってしまっている、 
白菊の花を。


■解説
心あてに    … 当て推量に
折らばや折らむ … 折るなら折ろうか
置きまどはせる … 置いてまぎらわしくしている
         霜が降りて(しもがおりて)白菊と見分けがつかない

菊の花について:
菊は、
桜や梅と並んで 日本を代表する花。
着物や様々な道具類の文様にも沢山使われている。
また、
菊の花にたまった露を飲んだり 露で湿らせた綿で顔を拭うと、
不老長寿が得られるとも考えられていた。
しかし菊は、
奈良時代に中国から渡来した植物で、『万葉集』に菊の花は登場しない。


凡河内躬恒(おおしこうちのみつね、859 ? 〜 925 ? 、生没年差 66 ? )
 平安時代前期の人。_ 
 前期を 794〜930年 の 130余年間として。 (平安時代は 794〜1192年 の 約400年間)_

紀貫之らと『古今集』の撰者に任ぜられた。
淡路権掾(あわじごんのじょう)などを歴任した下級官人。
権掾(ごんのじょう) ⇒ 今で言う、 知事? 市長? 町長? 村長?  ご参考)国司官位相当表
三十六歌仙のひとり。 (百人一首の歌番号順で13番目)

六歌仙 & 三十六歌仙 の整理  (図 クリックで、オリジナル資料 表示します)  

このブログ中の記事は ⇒ 百歌人 のなかの 六歌仙、三十六歌仙



■小倉百人一首が より一層 おもしろくなる ミニ知識

1.小倉百人一首の時代背景・歴史背景、 藤原家系&冷泉家について

2.小倉百人一首 百歌人の 氏・家 系統 分類、 血統つながり
 (概略:多い順並び)
01. 藤原   34人 (筆頭、18番 藤原敏行朝臣)
02. 源    13人 (筆頭、14番 川原左大臣)
03. 皇族   10人 (筆頭、01番 天智天皇)
04. 大江    6人 (筆頭、23番 大江千里)
05. 清原    3人 (筆頭、36番 清原深養父)

06. 小野    2人 (筆頭、09番 小野小町)
07. 良岑    2人 (筆頭、12番 僧正遍昭)
08. 在原    2人 (筆頭、16番 中納言行平)
09. 文屋    2人 (筆頭、22番 文屋康秀)
10. 壬生    2人 (筆頭、30番 壬生忠岑)
11. 紀     2人 (筆頭、33番 紀友則)
12. 平     2人 (筆頭、40番 平兼盛)
13. 大中臣   2人 (筆頭、49番 大中臣能宣)

14. その他  18人 (筆頭、03番 柿本人麻呂)


[その他]グループの歌人は、
「百人一首歌人の中には 同族系統の人 は居ない」 と思われる歌人です。
 
posted by 百人一首散策人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 百人一首を1日1首覚える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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