百人一首を覚える ちはやぶる 17.在原業平朝臣

■小倉百人一首 17番歌                                        百首一覧

ちはやぶる神代もきかず竜田川 からくれなゐに水くくるとは  在原業平朝臣

・かな表示
ちはやぶる かみよもきかず たつたがは からくれなゐに みづくくるとは
・読み
ちはやぶる かみよもきかず たつたがわ からくれないに みずくくるとは
・歌人名
ありわらのなりひらあそん


■意味
不思議なことの多い神代の昔の話にも聞いたことがありません。
龍田川の水面に紅葉が散り敷かれ
川の水を「鮮やかな くれない色に絞り染め」たなんて…。
あぁ〜なんという美しさでしょう。


■解説
・ちはやぶる…解説本には「神に掛かる枕詞」との簡単な解説が殆ど。
所がある本に、
「ちはやぶる」の「ち」は、「おろち(大蛇)」や「いのち」の「ち」で、
恐るべき力を持つものとされていた、と書かれていました。
それを見て気になり検索エンジンでチョコッと深入りしてみたのですが、
深入り可能なサイトには出逢えませんでした。
で、この、
『ちはやぶる』は
『「ち」は、破る』として…『強大な力は、信じられないことを起こす』なのか、
『「ち」、早振る』として…『強大な力、あちこちに現れては消える』なのか、
そんなような意味合いなのかなぁ〜と一人勝手に解釈遊びしてしまいました〜。

・からくれなゐ…唐の紅。中国から伝わった紅。
  日本古来の紅色より鮮やかな、大陸渡来の真紅。
・水くくる…川の水を布に見立て、その布を「くくり染め(絞り染め)している」との意。

・落語の題目『千早振る』の要約は、「落語 ちはやふる 要約(4〜0)」

竜田川 はこのあたり



在原業平朝臣(ありわらのなりひらあそん、825〜880、生没年差 55 )
 平安時代前期の人。_ 
 前期を 794〜930年 の 130余年間として。 (平安時代は 794〜1192年 の 約400年間)_

在原業平(ありわらのなりひら)。
阿保親王( ← 第51代 平城天皇の皇子 ) の子 。
16番 中納言行平(在原行平) の異母兄弟。 (行平が兄、業平が弟)
『伊勢物語』の主人公のモデルとされる。

六歌仙のひとり。 (百人一首の歌番号順で4番目) &
三十六歌仙のひとり。 (百人一首の歌番号順で7番目)

六歌仙 & 三十六歌仙なのは 次の三人。
9番 小野小町、12番 僧正遍昭、17番 在原業平朝臣。

六歌仙 & 三十六歌仙 の整理  (図 クリックで、オリジナル資料 表示します)  

このブログ中の記事は ⇒ 百歌人 のなかの 六歌仙、三十六歌仙






■小倉百人一首が より一層 おもしろくなる ミニ知識

1.小倉百人一首の時代背景・歴史背景、 藤原家系&冷泉家について

2.小倉百人一首 百歌人の 氏・家 系統 分類、 血統つながり
 (概略:多い順並び)
01. 藤原   34人 (筆頭、18番 藤原敏行朝臣)
02. 源    13人 (筆頭、14番 川原左大臣)
03. 皇族   10人 (筆頭、01番 天智天皇)
04. 大江    6人 (筆頭、23番 大江千里)
05. 清原    3人 (筆頭、36番 清原深養父)

06. 小野    2人 (筆頭、09番 小野小町)
07. 良岑    2人 (筆頭、12番 僧正遍昭)
08. 在原    2人 (筆頭、16番 中納言行平)
09. 文屋    2人 (筆頭、22番 文屋康秀)
10. 壬生    2人 (筆頭、30番 壬生忠岑)
11. 紀     2人 (筆頭、33番 紀友則)
12. 平     2人 (筆頭、40番 平兼盛)
13. 大中臣   2人 (筆頭、49番 大中臣能宣)

14. その他  18人 (筆頭、03番 柿本人麻呂)


[その他]グループの歌人は、
「百人一首歌人の中には 同族系統の人 は居ない」 と思われる歌人です。
 


posted by 百人一首散策人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 百人一首を1日1首覚える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。