百人一首を覚える わがいほは 8.喜撰法師

■小倉百人一首 8番歌                                        百首一覧

わが庵は都のたつみしかぞすむ 世をうぢ山と人はいふなり  喜撰法師

・かな表示
わがいほは みやこのたつみ しかぞすむ よをうぢやまと ひとはいふなり
・読み
わがいおは みやこのたつみ しかぞすむ よをうじやまと ひとはいうなり
・歌人名
きせんほうし


■意味
私の庵は都の東南に在って
このようにのどかに暮らしている。
なのに、
私がこの世をつらいと思って逃れ住んでいる宇治山だと
世間の人は言っているようだ。


■解説
都会の騒がしさや出世競争から逃れて山にこもるのは、
寂しいことであったり、人生の勝負に負けてしまう事なのでしょうか。
そうではなく、自由な心を手に入れることだと考える人は、昔から少なくありませんでした。
この歌は住みかを訪ねられた作者が、山に住む心の安らかさを読んだものです。

都の「辰巳」(南東の方向)の山 ⇒ 喜撰山



喜撰法師(きせんほうし、9世紀後半、生没年差 ? )
 平安時代前期の人。_ 
 前期を 794〜930年 の 130余年間として。 (平安時代は 794〜1192年 の 約400年間)_

宇治山の僧という以外、経歴未詳。
六歌仙のひとり。 (百人一首の歌番号順で1番目)

六歌仙だけれど、三十六歌仙ではない。
六歌仙だけれど、三十六歌仙でないのは、百人一首の歌人では 二人。
8番 喜撰法師 と 22番 文屋康秀。

六歌仙 & 三十六歌仙 の整理  (図 クリックで、オリジナル資料 表示します)  

このブログ中の記事は ⇒ 百歌人 のなかの 六歌仙、三十六歌仙



■小倉百人一首が より一層 おもしろくなる ミニ知識

1.小倉百人一首の時代背景・歴史背景、 藤原家系&冷泉家について

2.小倉百人一首 百歌人の 氏・家 系統 分類、 血統つながり
 (概略:多い順並び)
01. 藤原   34人 (筆頭、18番 藤原敏行朝臣)
02. 源    13人 (筆頭、14番 川原左大臣)
03. 皇族   10人 (筆頭、01番 天智天皇)
04. 大江    6人 (筆頭、23番 大江千里)
05. 清原    3人 (筆頭、36番 清原深養父)

06. 小野    2人 (筆頭、09番 小野小町)
07. 良岑    2人 (筆頭、12番 僧正遍昭)
08. 在原    2人 (筆頭、16番 中納言行平)
09. 文屋    2人 (筆頭、22番 文屋康秀)
10. 壬生    2人 (筆頭、30番 壬生忠岑)
11. 紀     2人 (筆頭、33番 紀友則)
12. 平     2人 (筆頭、40番 平兼盛)
13. 大中臣   2人 (筆頭、49番 大中臣能宣)

14. その他  18人 (筆頭、03番 柿本人麻呂)


[その他]グループの歌人は、
「百人一首歌人の中には 同族系統の人 は居ない」 と思われる歌人です。
 


posted by 百人一首散策人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 百人一首を1日1首覚える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。