百人一首を覚える おくやまに 5.猿丸太夫

■小倉百人一首 5番歌                                        百首一覧

奥山にもみぢ踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ秋は悲しき  猿丸太夫

・かな表示
おくやまに もみぢふみわけ なくしかの こゑきくときぞ あきはかなしき
・読み
おくやまに もみじふみわけ なくしかの こえきくときぞ あきはかなしき
・歌人名
さるまるだゆう


■意味
人里離れた奥山で、
散り敷かれたような紅葉を踏み分け鳴いている雄鹿。
その雄鹿(牡鹿)の声を聞くと、
いよいよ秋はしみじみと物悲しく感じられますなぁ〜。


■解説
紅葉踏み分け … 主語は牡鹿。晩秋の風景。
        鹿は古の日本人が多いに親しんできた動物。
背景     … 牡鹿が牝鹿を求め鳴く声の物悲しさは
        古の人にとって秋の季節を代表するもの。

牡鹿の鳴き声が「哀しく聞こえる」のは
歌人自身が寂しく哀しいからかも知れない。


猿丸太夫(さるまるたゆう、8世紀〜9世紀?、生没年差 ? )
 奈良時代の人。 (奈良時代は 710〜794年 の 80余年間)_
伝説的歌人。 詳細不明。
三十六歌仙のひとり。 (百人一首の歌番号順で3番目)

六歌仙 & 三十六歌仙 の整理  (図 クリックで、オリジナル資料 表示します)  

このブログ中の記事は ⇒ 百歌人 のなかの 六歌仙、三十六歌仙



■小倉百人一首が より一層 おもしろくなる ミニ知識

1.小倉百人一首の時代背景・歴史背景、 藤原家系&冷泉家について

2.小倉百人一首 百歌人の 氏・家 系統 分類、 血統つながり
 (概略:多い順並び)
01. 藤原   34人 (筆頭、18番 藤原敏行朝臣)
02. 源    13人 (筆頭、14番 川原左大臣)
03. 皇族   10人 (筆頭、01番 天智天皇)
04. 大江    6人 (筆頭、23番 大江千里)
05. 清原    3人 (筆頭、36番 清原深養父)

06. 小野    2人 (筆頭、09番 小野小町)
07. 良岑    2人 (筆頭、12番 僧正遍昭)
08. 在原    2人 (筆頭、16番 中納言行平)
09. 文屋    2人 (筆頭、22番 文屋康秀)
10. 壬生    2人 (筆頭、30番 壬生忠岑)
11. 紀     2人 (筆頭、33番 紀友則)
12. 平     2人 (筆頭、40番 平兼盛)
13. 大中臣   2人 (筆頭、49番 大中臣能宣)

14. その他  18人 (筆頭、03番 柿本人麻呂)


[その他]グループの歌人は、
「百人一首歌人の中には 同族系統の人 は居ない」 と思われる歌人です。
 


posted by 百人一首散策人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 百人一首を1日1首覚える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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