百人一首を覚える たごのうらに 4.山部赤人

■小倉百人一首 4番歌                                        百首一覧

田子の浦にうち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪はふりつつ  山部赤人

・かな表示
たごのうらに うちいでてみれば しろたへの ふじのたかねに ゆきはふりつつ
・読み
たごのうらに うちいでてみれば しろたえの ふじのたかねに ゆきはふりつつ
・歌人名
やまべのあかひと


■意味
田子の浦に出て眺めてみると、
真っ白な富士の高嶺に まさに今、雪が降っている。
あぁ〜なんという絶景だぁ〜。


■解説
田子の浦 … 静岡県の駿河湾にそそぐ富士川河口付近の海岸。
      当時、駿河湾の西部一帯をさし、歌枕とされた。
 
歌の背景:
実際には、山頂に降っている雪は見えない。
しかし、見えている風景に対して ’想像力’ を働かせた歌。
百人一首の楽しみ ⇒ 31文字で想像力・イメージを膨らませる。

私には、江戸時代の浮世絵 葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』と
山部赤人のこの歌が ダブります。

田子の浦



山部赤人(やまべのあかひと、8世紀半ば、生没年差 ? )
 奈良時代の人。 (奈良時代は 710〜794年 の 80余年間)_
宮廷に仕えた人。
『万葉集』第三期の代表的歌人。
三十六歌仙のひとり。 (百人一首の歌番号順で2番目)

六歌仙 & 三十六歌仙 の整理  (図 クリックで、オリジナル資料 表示します)  

このブログ中の記事は ⇒ 百歌人 のなかの 六歌仙、三十六歌仙



■小倉百人一首が より一層 おもしろくなる ミニ知識

1.小倉百人一首の時代背景・歴史背景、 藤原家系&冷泉家について

2.小倉百人一首 百歌人の 氏・家 系統 分類、 血統つながり
 (概略:多い順並び)
01. 藤原   34人 (筆頭、18番 藤原敏行朝臣)
02. 源    13人 (筆頭、14番 川原左大臣)
03. 皇族   10人 (筆頭、01番 天智天皇)
04. 大江    6人 (筆頭、23番 大江千里)
05. 清原    3人 (筆頭、36番 清原深養父)

06. 小野    2人 (筆頭、09番 小野小町)
07. 良岑    2人 (筆頭、12番 僧正遍昭)
08. 在原    2人 (筆頭、16番 中納言行平)
09. 文屋    2人 (筆頭、22番 文屋康秀)
10. 壬生    2人 (筆頭、30番 壬生忠岑)
11. 紀     2人 (筆頭、33番 紀友則)
12. 平     2人 (筆頭、40番 平兼盛)
13. 大中臣   2人 (筆頭、49番 大中臣能宣)

14. その他  18人 (筆頭、03番 柿本人麻呂)


[その他]グループの歌人は、
「百人一首歌人の中には 同族系統の人 は居ない」 と思われる歌人です。
 


posted by 百人一首散策人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 百人一首を1日1首覚える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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