百人一首を覚える はるすぎて 2.持統天皇

■小倉百人一首 2番歌                                        百首一覧

春すぎて夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山  持統天皇

・かな表示
はるすぎて なつきにけらし しろたへの ころもほすてふ  あまのかぐやま
・読み
はるすぎて なつきにけらし しろたえの ころもほすちょう あまのかぐやま
・歌人名
じとうてんのう


■意味
春が過ぎて夏が来てしまっているらしい。
夏になると真っ白な衣を干すという香具山なのだから。


■解説
白と緑が目に鮮やかな初夏の到来を歌った歌。 
藤原京から香具山を遠望しての歌。
てふ … 〜と言う。
    夏に衣を干す習わしがある’と言う’天の香具山なのだから〜
香具山…奈良県橿原市の山。
    大和三山(香具山・畝傍山・耳成山)の一つ。 
    天上から降りてきたという神話的伝説から「天の」を冠する(枕詞)。
    持統天皇の居た藤原京から見て、香具山は東南の方向にある。


藤原宮跡 & 大和三山(耳成山、天香具山、畝傍山)



持統天皇(じとうてんのう、645〜703、生没年差 58 。 41代天皇、在位 690〜697、年差 7年 )
 飛鳥時代の人。 (飛鳥時代は 6世紀末 〜 710 の 120〜130年間)_
38代 天智天皇(1番歌 歌人)の皇女。
40代 天武天皇の皇后。 
そして、父崩御(38代 天智天皇は在位中に亡くなる)の15年後、3代のちに、
41代 持統天皇 となる。(持統天皇は4人目の女帝)
持統天皇(飛鳥時代)の衣装をイメージすると 右写真のようになるようです。
高松塚古墳の『女子群像』はこの時期の絵ですので 雰囲気が同じです。





■小倉百人一首が より一層 おもしろくなる ミニ知識

1.小倉百人一首の時代背景・歴史背景、 藤原家系&冷泉家について

2.小倉百人一首 百歌人の 氏・家 系統 分類、 血統つながり
 (概略:多い順並び)
01. 藤原   34人 (筆頭、18番 藤原敏行朝臣)
02. 源    13人 (筆頭、14番 川原左大臣)
03. 皇族   10人 (筆頭、01番 天智天皇)
04. 大江    6人 (筆頭、23番 大江千里)
05. 清原    3人 (筆頭、36番 清原深養父)

06. 小野    2人 (筆頭、09番 小野小町)
07. 良岑    2人 (筆頭、12番 僧正遍昭)
08. 在原    2人 (筆頭、16番 中納言行平)
09. 文屋    2人 (筆頭、22番 文屋康秀)
10. 壬生    2人 (筆頭、30番 壬生忠岑)
11. 紀     2人 (筆頭、33番 紀友則)
12. 平     2人 (筆頭、40番 平兼盛)
13. 大中臣   2人 (筆頭、49番 大中臣能宣)

14. その他  18人 (筆頭、03番 柿本人麻呂)


[その他]グループの歌人は、
「百人一首歌人の中には 同族系統の人 は居ない」 と思われる歌人です。
 
posted by 百人一首散策人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | 百人一首を1日1首覚える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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