百人一首の配置図

「小倉百人一首は、定家が自分の思いをこめて配置した 歌織物 である」
これは、先日私が奈良で聴いた林直道さんの説です。
関連記事 ⇒ 百人一首講習会に参加してきました

この説に私はとても感動し、私なりに検証していくことにしました。
まずは、その配置図を示します。
下の図の中の番号は、歌番号です。クリックで図のみの表示に換わります。




上の配置図は、
先日参加したミニ講習会で林さんから配布されたコピー資料
をもとに歌番号でマス目を埋めたモノです。
林さん自身の著書『百人一首の秘密』と
1. 左肩の式子内親王
2. 右肩の順徳院  
が少しだけ、配置が変わっています。 (注)
ですが、この著書は1981年に著したものですので、
先日頂いた資料の配置図がより一層綺麗だと私は感動しています。

(注) 「変わっている」と言っても、次の2点だけです。
1. 89番と48番が入れ変わっている。
2. 100番と96番が入れ変わっている。

(追記) 
『百人一首の秘密』の続編、『百人一首の世界』では、
式子内親王&順徳院の歌はそれぞれ、左上角&右上角に配置されてました。  <(_ _)>
(続編『百人一首の世界』では、上に示した図の配置になっています)


林直道さん & 林直道さんの百人一首本 :

■ ”歌織物”説をとなえている 林 直道 氏 略歴
1923年、大阪市に生まれる。
1946年、大阪商科大学を卒業。
大阪市立大学教授をへて 現在、
大阪市立大学名誉教授、関西勤労者教育協会副会長、経済学博士。

■百人一首の秘密
百人一首は、縦10首・横10首の方形のわくのなかに、
百首をある特殊な順序で配列することによって、
上下左右に隣り合うすべての歌どうしが
なんらかの共通語=合せ言葉によって全部ぴったり結ばれあうという、
まことに奇抜な構造をもっている。

歌織物=「言葉合せのジグソー・パズル」を解読し、
なぜ定家がかくまで辛苦を払って至難の歌織物をつくったのか、
定家をそこまで駈り立てた動機はなんだったのか、
定家の心情、内面の問題についても解明。81年刊の新装版。

■百人一首の世界
「百人一首は「歌織物」である」という仮説をもとに、
定家が百首歌の編纂にあたって
「用捨は心にあり」と書いたその「こころ」を探る。
「百人一首の秘密」の続編。86年刊の新装版。



定家と、定家自身が思い入れのある3人を四隅に置き、
全歌を、同じ語句や読み(発音)、同じ様な意味合い、同じ様な雰囲気などで
縦と横に数珠繋ぎにしたものだという説です。
これはとても面白いです。
そして、
「歌織物であって、その織物の示す図柄は、ある特定の場所を示している」
という林直道さんの結論が非常に美しいんです。


定家がこの撰歌をしたのが、1235年。
今年は『源氏物語』の千年記ですが、
2035年は、『百人一首』の800年記。

あと、27年。
その頃には、『百人一首は歌織物』という説が常識化しているのでしょうか〜…。

百人一首が10×10で示している歌織物の例:

posted by 百人一首散策人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小倉百人一首は 歌織物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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