百人一首 「なく」のある歌

「なく」が何首あるのか調べました。すると、6首あるのが分かりました。

A組 ⇒ 生き物が鳴く「なく」が4首。
B組 ⇒ 〜ではありませんと言う否定を示す「なくに」が2首。


■A組
05 奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の 声きくときぞ秋はかなしき      猿丸太夫
78 淡路島かよふ千鳥のなく声に 幾夜寝ざめぬ須磨の関守       源兼昌
83 世の中よ道こそなけれ思ひ入る 山の奥にも鹿ぞ鳴くなる      皇太后宮大夫俊成
91 きりぎりすなくや霜夜のさむしろに 衣かたしき独りかも寝む    後京極摂政前太政大臣

■B組
14 みちのくのしのぶもぢずりたれ故に 乱れそめにしわれならなくに  川原左大臣
34 たれをかも知る人にせむ高砂の 松も昔の友ならなくに       藤原興風


■感想
A組の4首は、次のいずれかです。
1. 獣(鹿)の鳴き
2. 鳥(千鳥)の鳴き
3. 虫(コオロギ)の鳴き
百人一首には「涙」は登場するのですが、人が泣く「なく」はありません。

B組を調べたのは、私がまだあまり百首のそれぞれの意味をよく知らない頃、
14番を、我なら泣くに
34番を、友なら泣くに
と勘違いしていた頃があるので、今回あらためて合わせて書きました。

posted by 百人一首散策人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 同じ語句、共通点 のある歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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