百人一首 なにわ×みをつくし

「なにわ」と「みをつくし」も混乱を誘います。
19番と 88番がよくにているのですが、そこに20番がからんで混乱を誘います。


19 難波潟みじかき芦のふしの間も 逢はでこの世をすぐしてよとや   伊勢
20 わびぬれば今はたおなじ難波なる みをつくしても逢わむとぞ思ふ  元良親王
88 難波江の芦のかりねのひとよゆゑ みをつくしてや恋ひわたるべき  皇嘉門院別当


■難波(なにわ)
今の大阪あたり。
とくに淀川河口あたりをさしていいるのでしょう。
河口を船が往き来しやすいように澪標という標識を立てていました。
今の大阪市の市章は「澪標」を市章化したものです。


■澪標(みをつくし)
川の河口あたりで
浅瀬に船が乗り上げないよう、
舟の航行が可能な場所との境界に立てた標識・杭のこと。
百人一首に登場する「みをつくし」はどちらも
標識の「澪標」と「身を尽くし」を掛けて歌っています。
歌自体としては、
難波」という響きに、
何は無くともあなたのことだけは思っています」と言う意味合いを持たせているように感じます。


■逢坂
難波は今の大阪あたりのことですが、
よく似た響きで、百人一首には「逢坂」や「逢坂山」が登場します。

10 これやこの行くも帰るもわかれては しるもしらぬも逢坂の関    蝉丸
25 名にし負はば逢坂山のさねかづら 人に知られでくるよしもがな   三条右大臣
62 夜をこめて鳥の空音ははかるとも よに逢坂の関はゆるさじ     清少納言

この3首で詠われている「逢坂」は、
今の滋賀県大津市辺りの逢坂をさしているようです。

下の Googlemap の「B」地点に「蝉丸神社」があります。


posted by 百人一首散策人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 同じ語句、共通点 のある歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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