百人一首 生き物の登場する歌

小倉百人一首には、鳥・獣・虫、が生き物として登場します。
歌数としては、8首。

このうち
鳥は、4種。「山鳥・かささぎ・千鳥・ほととぎす」。
獣は、「鹿」のみ。
虫は、「きりぎりす」のみ。 (今の「コオロギ」のこと)

百人一首に登場する鳥は、山鳥(キジのこと)・かささぎ・千鳥・ほととぎす、ですが
一般に和歌などで、季節を代表する鳥をあげてみると次のようになります。
 春 … うぐいす  
 夏 … ほととぎす  
 秋 … 雁  
 冬 … 千鳥


■鳥 (5首。「山鳥・かささぎ・千鳥・ほととぎす、そして鳥全般」、1首ずつ)
03 あしひきの山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも寝む  柿本人麻呂
06 かささぎのわたせる橋におく霜の しろきを見れば夜ぞふけにける  中納言家持
62 夜をこめて鳥の空音ははかるとも よに逢坂の関はゆるさじ     清少納言
78 淡路島かよふ千鳥のなく声に 幾夜寝ざめぬ須磨の関守       源兼昌
81 ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる     後徳大寺左大臣


■獣 (2首。2首とも 「鹿」 )
05 奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の 声きくときぞ秋はかなしき      猿丸太夫
83 世の中よ道こそなけれ思ひ入る 山の奥にも鹿ぞ鳴くなる      皇太后宮大夫俊成


■虫 (1首。「きりぎりす」 のみ)
91 きりぎりすなくや霜夜のさむしろに 衣かたしき独りかも寝む    後京極摂政前太政大臣



■関連メモ
この8首の中で、私にとって印象深いのは、
先頭に「生き物」の名前が、言い切り型で歌われている次の2首です。
81 ほととぎす 鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる     後徳大寺左大臣
91 きりぎりす なくや霜夜のさむしろに 衣かたしき独りかも寝む    後京極摂政前太政大臣



■きじ・かささぎ・ちどり・ほととぎす
         

■鹿・コオロギ・&(キリギリス)
      
posted by 百人一首散策人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 同じ語句、共通点 のある歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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