百人一首 久方の×わたの原

この2語がからむと少しややこしいです。
作者の名前も百人一首の中で一番ややこしい(12文字で一番長い)法性寺さんの歌が鍵になります。
しかも、法性寺さんの歌は 11番の参議篁の歌を意識した歌だそうです。


11 わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと 人には告げよ海人のつり舟  参議篁
33 久方の光のどけき春の日に しづこころなく花の散るらむ     紀友則
76 わたの原漕ぎ出でて見ればひさかたの 雲居にまがふ沖つ白波  法性寺入道前関白太政大臣


ひさかたの
「ひさかたの」については、
紀友則の歌も法性寺さんの歌も、
のどかさ・はれやかさ・すがすがしさ・など晴れがましさや開放感を醸し出しています。


わたのはら
「わたのはら」については、
参議篁の歌は、
悲しさや孤独感を、大海原の広さと釣舟との対比で浮かび上がらせていますが、
法性寺さんの歌は、
「ひさかたの」「わたのはら」双方で
より一層晴れがましさや開放感を醸し出す効果を出しています。
posted by 百人一首散策人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 同じ語句、共通点 のある歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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