てふ

「てふ」が登場する歌は次の、2首です。

02 春すぎて夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山         持統天皇
41 恋すてふわが名はまだき立ちにけり 人しれずこそ思ひそめしか   壬生忠見


この「てふ」、読みは「ちょ」、を私は余り好きではありません。
何か、この耳馴染みのない「ちょ」と言う響きに攪乱されて、
歌のイメージを膨らませることが拘束されてしまいます。

例えば、「歌合わせ」で
41番と競り合って、
41番より評価が優ったと云われている歌が、
40番です。

40 忍ぶれど色にいでにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで   平兼盛

この40番歌は、百人一首を ただ感覚的に好きな者の一人(私)として、
とても分かりやすく親しみやすいです。
情景が沸々と湧いてきて、凄く共感できる歌です。
時間を超越した、人の心の普遍性を感じさせます。

当時は、「てふ」(ちょ)という言葉を使って歌う事は、ごく自然だったのでしょうが…。


持統天皇(2番)は、天智天皇(1番)の娘。
平兼盛(40番)は、赤染衛門(59番)の父。
壬生忠見(41番)は、任生忠岑(30番)の息子。この壬生親子は共に、三十六歌仙の一員。


posted by 百人一首散策人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 同じ語句、共通点 のある歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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