陰暦の、小の月&大の月

陰暦で、小の月は29日 &大の月は30日。

陰暦と言っても色々あるようですが、ここでは、
大雑把に、小の月を29日&大の月を30日とし、
3年か4年に1回、閏月をもうける暦方式を指すモノとします。

月自体が地球を公転する周期は、27.3日です。
ところが、陰暦で小の月・大の月はそれぞれ、29日間と30日間です。
これは地球から見て、ほぼ 29.5日で満月から満月まで変わるためです。
(注) 正確には新月から新月です。 m(__)m
 

なぜ二つも値があるのか、ちょっと考えてみました〜。

 
27.3日の間、
地球も太陽の周りを公転しているので、
その間の地球の公転角度分をも、
「月が 地球を 公転する」為の時間が、余計に必要。
その余計に必要な分が、27.3日を29.5日にしています。

「亀とウサギのレース」算的に求めたのが、
記事 ⇒ 「月の自転周期は27.3? 29.5?」 です。
地球から見て月の様相が一回りするのが、29.5日と言うことが分かりました。
(注) 29.5日 ⇒ 月の地球人に対する見かけの公転周期。


ですので、満月の夜を「十五夜」と言いますが、
理科マニア的にこだわると、純粋の満月の月齢は「14.75日」。 (14.75 ← 29.5/2)
でも通常、人は 日常生活を(自然を)整数で認識しますので、
満月を、「月齢14.75日の月」などと拘らず、
新月から数えて15日目の、「十五夜の月」と言います。
1年を365日とは言いますが、365.25日とは言わないのと同じです。 m(__)m



■関連メモ
純粋の新月(理論月齢[※1]=0.0の月)は
正午に「太陽と地球の間」にある月なので、地球人には見えません。
ですが、地球・月・太陽の位置関係(並び方)は刻一刻と変化してるので、
その前後いくらかの時間を違えれば、線弧のような月がちらりと見えます。

[※1]
「理論月齢」という言葉を、
「太陽−地球のライン」から「月がどれほどの角度ズレているか」
という意味合いで使わせていただくと、
月はつねに地球の周りをクルクル回転(月の公転)してますので、
「理論月齢」 は刻一刻と変化しています。


「純粋の新月」の日には、
その地域の太陽の南中時刻を正午として、(日本の標準時刻設定子午線は、兵庫県明石市のライン)
正午のある程度前なら、左側の線弧月(左弦の月・下旬の月?)、
正午のある程度後なら、右側の線弧月(右弦の月・上旬の月?)、を探し出すことが出来ます。 [※2]

[※2]
太陽の方が、月よりも速く「回っている」ので。 ( ← 正確には、「回っているように見える」 )
太陽は24時間で一周してきますが、
月は25時間弱で一周してきます。( ← 少し正確には24時間49分ほど)

純粋の新月の日ですので、
正午には太陽・月・地球が一直線に並びます。 [※3]
正午キッカリには、太陽は月の完全裏面を照らしています。
ですが、
上記の「太陽と月」の「地球人にとっての天空」を回る速さの違いから、
この日、例えば、
午前10時には、
月は真裏面より少し左側が照らされているため、東の空に左サイドの線弧月が見え、
午後14時には、
月は真裏面より少し右側が照らされているため、西の空に右サイドの線弧月が見えます。
正午をはさんだ時間帯は、「下旬の月」から「新月」をへて「上旬の月」に変わる時間帯です。
以上、
[※2]は理論上のお遊びで、実際に観察したわけではありません。
間違ってはないと思いますが、ヘリクツというか、コダワリお遊びでした。 <(_ _)>

[※3] 
月も太陽と同じく、同じ方向の月でも、日々仰角が変わっています。
太陽の春分・夏至・秋分・冬至に相当する位置が、月にもあります。
太陽はそれらが1年周期でほぼキッチリと元の位置に戻ってきます。
月の場合、それらの位置は「ひと月周期」です。
ただし月なので、それらの位置は、太陽と地球の位置関係に影響されます。
ですので、太陽の夏至や冬至などほどキッチリとはしていません。
同じ純粋新月の日でも、見える方向は同じですが(正午に真南)、
仰角が同じなわけではありません。
これは、満月を始め、ほかのどの形の月でも同じです。
月の公転(地球に対する軌道傾斜角=5.14度)と地球の公転(地軸の傾斜角=23.4度)の相乗作用。



新月近辺に起こる珍しい現象が「日食」。
満月近辺に起こる珍しい現象が「月食」。

新月や満月でも「日食」や「月食」が起こらないのは、
感覚的な表現で表しますと、次のように言えます。
「太陽と地球(観察位置)と月が、
 左右方向には同じ方向にあっても、上下方向には少しずれているため。」

左右方向&上下方向共にぴったり合って、3つの天体の位置が
太陽・月・地球、の順で並んだとき、「日食」。 (太陽が月で隠される・「新月」あたりの日に発生)
太陽・地球・月、の順で並んだとき、「月食」。 (月が地球の陰に入る・「満月」あたりの日に発生)


&、日本の南方の島でも見られた「2009年の皆既日食」で私自身が気づいたことですが・・・。
日食が見える時間は、必ずしも正午あたりとは限らないし、
月食が見える時間は、必ずしも零時あたりとは限らない。

日食や月食が観察できる時間は、
発生場所(観察可能場所)の「発生時の三つの星の位置関係」で決まるためなのですねぇ。

あのときは、日食の情報が午前から昼過ぎに掛けて
インド ⇒ 上海 ⇒ 奄美の島 と時間の経過と共に東に移っていくのが不思議に思いました。
でもそのあと、じっくり振り返ってみると「なるほどなぁ〜」と感心しました。


posted by 百人一首散策人 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 百人一首から月に親しむ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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